ほどまで浸透して

え~、ふたりとも知らないとなると、お連れさんが尋ねていた人を含めて3人の人が、知らないと答えたわけだ。
そんな知名度の低い場所なのか。
行政の運営する、市民のためのセンターなのに、地元の人に、これほどまで浸透していないとは。
この認知度の低さHifu效果
行政がPRを怠っているのか、地元住民の意識が低いのか、余裕がないのか。
(逆切れモードにスイッチが入る)

近隣の人でも知らないような場所に、遠くから来たわたしが、お連れさんを無事に案内、到達することができるだろうか。
なかば、がっかり、肩を落としたわたし。
彼女の、ここまで来た時間、労力、交通費、店で食べる時間を惜しんでコンビ二で買って準備した食品?お茶、
なによりも、自分だけならまだしも、
その日、彼女の後半のスケジュールを無駄にしてしまったとしたら、とても責任を感じる。

なにがなんでも、探さねば???と、やる気まんまんで、パリで迷子になったかのごとく、自主的にパワーがあふれ出た。
自転車の女性に聞いた直後、即座に、カラダの位置を90度回転し、目の前の建物を見た。
なんのさえぎるものもなく、ほんとうに、ほんとうに、目の前、まん前。

すると、その建物に掲げられている、「スポーツセンター」という表記が目に入った袪斑

なんやっっ
目の前やんっっっ

それにしても、住民のみなさま、ながらく住んでおられ、目の前であろうが、なんであろうが、
興味のない建物、施設には、なんの関心もないのだ、ということのほうが、驚きだった。

3人もの人々、しかも、通りすがりではなく、確実に毎日、そこでなんらかの関わりのある人々が、
「知りません、そんな建物、施設なんて」と答える、その事実に、わたしは、のけぞりそうになった。

お連れさんを案内している、という役割より、そっちのほうが印象が強くて、
無事、スポーツセンターにたどり着いたものの、その喜びは、すでに薄れていた。

しかし、建物に入ったところ、入り口の雰囲気が、目指す会場とは違うようなかんじ、
案内にも、その日、催されるイベントの告知がされていないので、
あれれ? 間違えた? 会場自体を? 日にちを?
恐る恐る、見当をつけて建物内部を進んで行くと、閉ざされた会場の外側から、音楽が漏れ聞こえた。
ああ、やっぱり、ココだった???と、ほっとした頸紋


これだけ、脳の回路に、しっかり焼き付けておけば、次回、来るときは、迷わずにたどり着けそうだ。
とりあえずは、有効期限3ヶ月ぐらいは、この道順の記憶、持ちそうだ。